◎「実はおいしい」東京の水道水◎

ペットボトル入りのミネラルウオーターが全盛の時代。蛇口から水道水を直接飲む人は減っている。そんな中で、かつては「まずい水」の代名詞だった東京の水道水が、実は「水源がきれいな地方の水道水と比べて遜色(そんしょく)ない」と専門家が太鼓判を押すほど改善されている。「本当はおいしいんです」と、都は水道水の復権を目指してPRに力を入れるicon02

店の棚に並ぶ東京水。近くラベルを一新して、イメージアップを図るという

JR東京駅の地下にある「東京みやげセンター」。大手飲料メーカーの水に交じって、都水道局が売り出すペットボトル「東京水(すい)」も並ぶ。500ミリリットルで100円。ほかと比べて10~40円ほど割安だ。金町浄水場(葛飾区)で処理した水をパックしている。「もの珍しさもあるのか、かなり売れます」と店員の小泉行男さん(58)。

都水道局が「安全でおいしい水プロジェクト」と銘打ったキャンペーンを始めたのは04年。以来、17万本の「東京水」を生産した。イベントで無料で配ったところ評判が良かったため、東京駅や上野動物園などで売り出すようになった。このうち販売したのは2万4千本ほど。「あくまで水道水を飲んでもらうためのPR用です」

東京の水はかつて本当にまずかった。70年代まで、金町浄水場から足立区や葛飾区など都東部に供給された水には「カビくさい」「濁っている」などの苦情が相次いだ。利根川や荒川への下水処理整備が遅れ、浄化が追いついていなかった。

都は92年、金町浄水場に、オゾンや活性炭を使って微生物などを取り除く「高度浄水処理装置」を導入。埼玉県にある三郷、朝霞の両浄水場にも設置し、「においの原因となる成分を国の基準より厳しいレベルで抑えている」としている。

都内で利根川・荒川水系からの水が届く地域では、板橋区と北区の一部を除くほぼ全域に、高度処理水が供給されている。ただ、供給量は全体の約57%。「水質が元々きれいで、高度処理しなくてもおいしい」(水道局)という多摩川水系の水と合わせ、7年後には都内全域に「おいしい水」を行き渡らせる計画だ。

asahi.comより----------------------------

東京の水=まずい!が確かにイメージにある。でも最近はそうでもないらしい。っていうか、ペットボトルで売っていて、美味しいという人たちが多いんだとか。
私も最初は本当に?と疑惑を抱いていたけど、色々な記事を読むとどうやら本当らしい。
東京で水道水が飲める時代が到来するなんて、何だか嬉しいお話ですね


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