東京都内、HIV感染最多 昨年417人

spice

2006年06月03日 21:44

これはヘ深刻な問題。一体、今後どうなって行くのか・・・
asahi.comの記事より↓

1日1.14人。東京都内でエイズがじわじわと増えている。昨年1年間にエイズウイルス(HIV)に感染した人と、エイズを発症した患者の合計数は、過去最多の417人。15年前に比べて8倍に増えた。一方、感染の有無を調べる検査の受診者数は、伸び悩みぎみ。危機感を抱く都は、今年から始まった「検査普及週間」(1~7日)に合わせ、啓発に力を入れる。

 
「感染者は、実際には報告数の4~5倍はいる。エイズ患者が増え続けているのは先進国では日本だけ。爆発的な流行につながるおそれがある」

 新宿駅南口にある都南新宿検査・相談室で、10年近く検査に携わる医師の山口剛氏(73)は指摘する。

 都内で検査を受け、感染や発症が明らかになった人は年々増え続け、90年の51人から昨年は417人になった。すでに感染が分かっている人も加えると計3938人で、全国の感染者の累計約1万1000人の4割になる。

 一方、検査そのものの受診者数は、社会問題化した92年に3万1千人以上だったのが、昨年は2万2千人。休日に検査をしたり、即日で結果が分かる検査も実施したりするなど様々な工夫が奏功し、ここ数年、増加傾向にはある。ただ、「手は尽くし、頭打ちになりつつある」と都の担当者は懸念する。

 HIVの増殖を抑える薬物治療の進歩で、エイズは致死的な病気ではなくなった。それだけに早期発見が重要だが、山口氏は「安心してしまっているのか、関心は薄れている」と嘆く。

 昨年、新たに感染が分かった人の9割は日本人男性。6割が外国人だった92年から状況は大きく変わった。感染源は同性間の性的接触が目立つ。

 年齢別では20代、30代が72%を占め、HIV感染の危険性が高まるクラミジアなどの性感染症の若者が増えていることも懸念材料だ。

 一方、全国では昨年1年間にHIV感染832人、エイズ患者367人が新たに報告された。合わせて過去最高の1199人となり、2年連続で千人の大台を超えた。

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以前は外国での問題、最近ではアジアのよその国の問題なんて思っていたけど、確実に身近な問題になっている。自分には関係がないから・・まさか自分に限って・・・と考えるのは止めましょう。

地元の保健所で無料で検査してくれるので、気軽に行ってきましょう。今では自分で出来る検査薬もあるみたいですし。

20~30代や同性間での接触による感染が多いと言え、低年齢からの性交渉が当たり前と言われる今の時代、そして性教育がまだ行き届いてない為に10代の中絶が後を絶たない等と悲惨な現状。世の中が変わった今、性教育を早いうちから徹底し、情報をオープンにしていかないといけないと思います。エイズの恐ろしさ・感染ルートなどを周知させ、予防の徹底に努める事が大事だと思う。
このCMを見ると、本当にゾッとしますよね。
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